学校教育に対する基本的な考え方(2)

学校教育について、もう一点記しておきたいことがあります。

それは、学校の授業・カリキュラムは時代遅れになりやすいということです。とりわけ公立校の場合はその傾向が顕著で、ここではその理由に深入りしませんが(長い論文になってしまいます)、公の大きな組織に不可避の現象だといえます。

我々としてはそのことを嘆くのではなく、前提として捉えた方がよいと思います。不満を抱いたところで、状況が改善する前に自分(自分の子ども)が卒業することになってしまいますから、割り切って考えた方が健全です。学校には学校のよさがありますから、それを享受する。そして、学校以外の場で自分の学びを追求する。これが賢明なスタンスではないでしょうか。

現代はインターネットが普及し、PC、スマホ、タブレットと端末も充実しています。様々な世界に触れられ、知りたいことをすぐに調べられます。また、日本は書籍が大変充実していて、書店や図書館にはおもしろい学びのヒントが溢れています。

なお、私は中学、高校と公立校に通いました。生まれ育ったのが都市部でなかったため選択肢が限られていたのですが、大きな問題はなかったと認識しています。

最後に大事なことを述べておきます。学校の先生の中には、教えることについて大変よく研究され、日々工夫を重ねている方がいらっしゃいます。素晴らしい授業をされて、生徒や保護者から敬愛されている先生の話を何度も耳にしてきました。私はそのご努力や情熱に対して深い敬意を抱いています。

 

 

Follow me!