中学生のMさんは楽しみな存在

Mさんはスタディクラブに入る前は「家ではほとんど勉強していません」とのことで、あまり勉強は得意でないような口ぶりでしたが、実際にスタディクラブで学習してみると、あれあれ。

第一に、数学の理解力が高い。たいていの説明は1回で理解します。この夏休みに、中1の1学期からの全単元を復習したので、この考察は間違いありません。計算でも、関数でも、図形でも変わりなく、よく分かるようです。上昇余地がたくさんありそう。

第二に、言葉の力がある。英語の単語力に難があり、英文読解の際に随所で引っ掛かってしまうものの、分かるところをつなげて類推させてみると、ほとんどの場合正しい文にたどり着きます。言語の推理力(日本語の力)が高い、ということに他なりません。

単語力が低いのは覚える努力をしてこなかったからというのであれば、それはこれからの努力によって改善できます。聞いてみると、英単語の綴りが覚えられないということもないらしい。英語も伸びそうです。

知力の基礎が高そうなので、これからの各科目の上昇が楽しみです。そして、さらに大きな楽しみは、Mさんは今まで「さほどおもしろくない」ので勉強をしてこなかったと言っているので、自分の好きな分野に遭遇したら大変なエネルギーの爆発が起きるかもしれないと期待させてくれる点です。

当然のことながら、学校の国語、数学、英語、理科、社会、保健体育、技術・家庭科、美術、音楽だけでこの世ができているわけではありません。それらはごく一部にすぎません。

※学校の国語は「学校の国語」であって、「国語」ではありません。数学以下も同様です。大部分が答がある世界で(しかもその答は1つだけの場合が多い)、知識としても思考としてもかなり限定されています。

違うところに興味・関心があるMさんには、これからの楽しみがたくさんあります。アドバイスのし甲斐があります。

 

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