中学生の理科をどこまで説明するか

理科の質問に対応する際、どこまで(深く)説明したらよいか迷う場面が度々あります。

理科は算数・数学と並んで「理屈」を説明すればよいので、比較的説明しやすい科目ですが、探求心の強いメンバーからより本質的な質問を受けることがあります。

単元別でいうと、
①化学:化学変化とイオン
②地学:天気
③生物:遺伝
などです。

喜んで対応しようとすると、より高次の知識が必要になり、本人の脳を心地よくするためにはどの辺でやめておくのがよいか、悩ましい時があります。

中学の理科は出てくるポイントが限られているので、「これはこうと覚えてしまおう」と教える塾も多いようですが、それでは点数を取るための手段で終わってしまい、理科のおもしろみが減じてしまいます。

また、科学的な思考の習慣を身につけておくことは、非科学的な議論や宣伝に騙されないために必要で、「なぜ」「どうして」と疑問を抱くことを奨励し、質問があった時に一層興味が湧くようなネタを用意しておきたいと考えます(なかなか難しいですが)。

実際には、自分の知らないことを尋ねられることもしばしばあります。そんな時は手元の本やインターネットで調べることになりますが、「いい質問だねぇ」と高評価し、「おかげで僕も勉強になるよ」と大感謝です。

 

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