中学生メンバーY君の音の速さに関する質問
サマーセミナー後期における一場面。
数学を勉強していた中学1年生メンバーのY君から質問が出ました。「音の速さって気温で変わるんですか?」
まず、「音が伝わる(聞こえる)」というのは、物理的には波の動きの現象であることを説明しました。これは中1の後半の理科で出てくるからね!
次に、気温が上がるとその波の伝わり方が速くなることを話しました。空気の動きが活発になり、すぐ隣の空気に波をより速く伝えるためです。
そして、1℃気温が上昇すると、音速は秒速で0.6mも上がることを確認しました。なら、冬と夏ではずいぶん差が出ますね(気温差20℃で秒速が12mも異なる)。
Y君は数学の文字式の勉強をやっていて、その中で音の速さが出てきた時に、数学としてではなく、理科の現象として関心を持ったようです。きれいな関数式になっているので、確かに興味深い。それにY君は小学生の時に吹奏楽部に所属していたので、音に対する感度は高いはずだ!
Y君、今後もこのような質問がたくさん出てくることを期待しているよ。
