素敵な贈り物をいただきました

ひとつ前のブログで、大人向けの勉強会に、スタディクラブの卒業メンバーの梅田樹君が特別参加してくれたと書きました。

 

その際に、梅田君から若澤佑典著『文芸共和国の歩き方』(慶應義塾大学教養研究センター選書)という本をプレゼントしてもらいました。

 

 

 

 

大学生から本を薦めてもらうとはなんと嬉しいことだろうかと思いながら読み進めていくと、次のような記述が目に留まりました。

 

一方で、研究の前提を共有し、専門語彙を用いて会話する、「同業の学術集団」に拠った世界がある。他方で、専門知識を持たなかったり、違った前提で思考する人たちと出会う、「知の交差点」とも言うべき世界がある。この遭遇の場が、リベラル・アーツと呼ばれる空間である。」(同書P84)

 

今まで、リベラル・アーツについて、このように説明する文章・発言に出会ったことがなく、非常に新鮮でした。リベラル・アーツの意義・魅力を実に的確に表現している!と、僕の脳は大きな喜びに包まれました。

 

世の中には、リベラル・アーツをよく理解していない人、「リベラル・アーツ」という用語を安易に使う人、リベラル・アーツを専門からの逃避として後ろ向きに使う人がいて、真のリベラル・アーツに対して失礼だと思うことがよくあります。

 

自分自身に対しても常々「本当にリベラル・アーツの何たるかを理解しているのか」と疑問を投げかけていることもあり、上記の記述は久しぶりに爽快感をもたらしてくれました。おかげで、朝まで眠れませんでした(最高の幸せでしょう)。

 

梅田君、素晴らしい本を紹介・プレゼントしてくれて、ありがとう! 大きな感謝と共に、尊敬の念を抱く次第です。

 

 

 

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