小学生メンバーTさんの先取り精神
小学生メンバーのTさんは今春、小学校を卒業し、中学へと進みます。
そのTさんから「中学の勉強を予習形式で進めたい」「どのようなテキストがあるか見せてほしい」と言われました。
今、世の中の小学6年生にインタビューしたら
「中学に入ると勉強が大変そうだなぁ」
「でも入ってからのことだから、今はまだいいや」
といったところが大半ではないでしょうか。
Tさんの意気込みにいたく感心し、さっそく候補となるテキストを見せました。主要5科目のそれぞれについて4種類ずつです。Tさんはそれらをていねいに見ます。本体・解答・付録の分かりやすさ、使いやすさなど。
どれも書店には並ばない、ハイクオリティの物ばかりで一概には甲乙つけられません。スタディクラブでは、僕が「これ」と決めてしまうのではなく、問題集を希望する全メンバーに実物を見て審査・選択してもらいます。
人によって使いやすさが異なるので、これが一番だと考えます。科目ごとに出版社が異なっても構いません。おそらく一般の塾では採用テキストが決まっていて、このようなことはないと思われます。
Tさんに大量の見本を分析してもらった後、各科目でどれがよかったかを尋ねると、しっかりとした理由をつけて回答してくれました。Tさんが何を大事にしているか、どういうタイプの物を好むかがよく伝わってきました。
3月の新年度スタート早々から、Tさんは楽しく意気込んで中学の内容を先取り学習していくことと思います(スタディクラブの新年度は3月から)。
Tさんから今回のリクエストがあったおかげで、非常に中身の濃いコミュニケーションの機会を持つことができました。大変うれしいことでした。