小学生のための思考力トレーニング56
スタディクラブでは、小学生メンバーを対象に思考力トレーニングを行っています。
決まった正解に辿り着くのではなく、他の人が思いつかないようなアイデア、できそうにない発想を目指します。それを皆で発表し合って、そこからディスカッションに発展させます。
<今回のテーマ>
スマートシティでは何が可能になるか
<メンバーの回答>
・水素エネルギーを活用して発電を行う(火力や原子力は使わない)
・暗い場所(危ない場所)が一切なくなる
・災害時にAIロボットが即座に出動する
・お店の前に大きなディスプレイが設置され、お客さんは店内に入る前にそのお店に関する情報を見ることができる
・事故が起きそうな場所にはAIが設置され、事故を未然に防ぐ工夫がなされる
・スマホで無人のタクシー(自動運転)を呼べる
・タイヤのない車(リニア式)が走る
・交通ルール違反やごみのポイ捨てをロボットが取り締まる
・学校の教室に空中スクリーンができる
・給食の準備をAIロボットが手伝ってくれる(※現在、給食の時間が極端に短いことに対し)
・スポーツの審判(判定)をAIが行う
太陽光発電、電気自動車、クルマの自動運転に続き、スマートシティを取り上げました。
発表の前に、実例として、トヨタ自動車によるウーブン・シティ(Toyota Woven City、静岡県裾野市)を紹介し、インターネットで調べてきた上でディスカッションを行いました。
難易度が上がり、前の3つのテーマに比べて発言数は少なくなりましたが、それでも上記のような意見が揃いました。
ウーブン・シティは2025年9月より部分的に実証(居住)が始まり、これから報道が増えてくると考えられます。一方で、当面は一般開放されないため、ヴェールに包まれた街でもあります。
現在の小中学生は、将来大人になった時に今とは大きく違った社会で生きていく可能性が高く、その最先端を目指すスマートシティは見逃せない存在だと思います。
太陽光発電、電気自動車、クルマの自動運転、スマートシティと続いた、最先端技術を扱うテーマはここで一旦区切りとします。
