小学生のための思考力トレーニング54
スタディクラブでは、小学生メンバーを対象に思考力トレーニングを行っています。
決まった正解に辿り着くのではなく、他の人が思いつかないようなアイデア、できそうにない発想を目指します。それを皆で発表し合って、そこからディスカッションに発展させます。
<今回のテーマ>
電気自動車のメリットとデメリット
<メンバーの回答>
「メリット」
・ガソリンを使わなくてよい(化石燃料の節約)
・家で充電できる
・太陽光発電で作った電気を利用できる
・動きが静かで、うるさくない
・音が静かなので、気持ちが落ち着く、自然の音がよく聞こえる
・災害時(停電になった時)に電気を転用できる
「デメリット」
・充電できる場所が少なくて不便
・電気自動車が普及すると、多くの電力が必要となり、結局のところカーボンフリーにならない
・クルマの種類が少ない
・形やデザインがカッコよくない
・値段が高い
・火事になると火が消えにくいので、2次災害の心配がある
・感電などの危険性がある
・廃車になったクルマのバッテリーの処理問題
前回の太陽光発電同様、自分の知っていることだけでなく、調べてきたことも加えて発言してもらい、複数回に渡りディスカッションしました。
こちらからは、日本の主要メディアでは報じられていない、危険な事故が発生している事例について話しました。一方で、カドミウム、リチウム、鉛、希硫酸などの危険物質について、必要だから(役に立つから)部品の一部として使われているのであって、単純に悪者扱いするのは不適切であることを説明しました。
日本政府は、「乗用車は、2035年までに、新車販売で電動車100%を実現」(経済産業省ウェブサイト)を目標として掲げています。最後に、今後電気自動車が普及していくとしたら、どのような条件をクリアする必要があるかをディスカッションしました。
