小中学生向けの経済講座 第63回
10月11日(月)、小中学生向けの経済講座(第63回)を開催しました。
今回の主な内容
①メンバーが興味を持ったニュース
②スタディクラブからの記事紹介
①メンバーが興味を持ったニュース
今回I君が紹介してくれたのは、JT(日本たばこ)の記事でした。I君は前々回にビール業界の記事を持参してくれたので、“お酒にたばこ”となりました(笑)。
記事の中に「紙巻きたばこから加熱式たばこへのシフト」と出てきますが、僕自身がたばこを吸ったことがないので、利用者からのコメントが全くできませんでした。お父さんがたばこを吸うというK君に少し助けてもらいました(笑)。
唯一の手掛かりは、かつてJTの株主だったことがあるという点です。その経験から、JTの海外ビジネスや多角経営について解説することができました。
※もっともこの記事は、JTが多角化からたばこ事業へ原点回帰する、という趣旨の内容でした。
話は発展し、野菜の生産、ユニクロ、清涼飲料水、自動販売機などに広がりました。
②スタディクラブからの記事紹介
1枚目は投資詐欺に関する記事です。
国際投資詐欺の生々しい事例が詳しく説明されています。フレンドリーなコミュニケーション、丁寧な説明、利益が出ていると見せかける架空の画面、多くの人間が関わり実態を分かりにくくする組織行動。
メンバーからは、「おかしいと思わなかったのかなぁ」「外国為替・金融という高度な内容なので、詐欺に合う人は頭のよい人が多いのではないか」といった疑問が提示されました。全く同感です。
1900万円の被害で、1300万円戻ってきて、600万円損した…非常にリアリティのある話です。
続いて2枚目は、「日本のアイスクリームの輸出が伸びている」という記事。
詐欺の話と対照的に、こちらは記事の内容が実に楽しい。和食ブームや、オリンピックをきっかけとしたSNSでの紹介、メーカーの意欲的な姿勢などが詳しく書かれています。
これに、日本のスイーツとアメリカやヨーロッパのスイーツの味の違いを、説明として付け加えました。
たくさん感想が出て盛り上がったので、「(アイスクリーム以外に)これから海外で人気が出そうな物として何が考えられるか」という宿題を出しました。次回が楽しみです。