小中学生向けの経済講座 第164回

今回のテーマ:年末ジャンボ宝くじ、あなたは買うか買わないか

 

<場面設定>
家族で年末ジャンボ宝くじを買うか買わないかの会議をすることになりました。あなたはどのような意見を述べますか。

 

まずは年末ジャンボ宝くじの仕組みを考察しました。1枚300円で買えます。賞金は以下の通りです。

 

1等           7億円     1本   確率:1/2000万

1等前後賞 1.5億円    2本   確率:1/1000万

2等     1000万円     8本   確率:1/250万

3等       100万円   400本    確率:1/5万

4等           5万円 2000本    確率:1/1万

5等           1万円   2万本    確率:1/1000

6等        3000円  20万本    確率:1/100

7等          300円 200万本   確率:1/10

 

※1等と前後賞で合わせて10億円

 

 

メンバーは既にこの時点で興奮状態(笑)。7等から順に、賞金や本数が発表されるごとに歓声を上げています。

 

確率については、7等が1/10(連番で10枚買うと必ず1枚当たる)であることを説明した上で、6等以上は当選本数から計算してもらいました。

 

経済脳を持つために、計算力は大事だよ~。

 

だいたい3等あたりで表情が厳しくなり、2等以上は逆に笑みがこぼれ、「なるほど、そういうことか~」と納得した模様。

 

さぁ、この一覧表を見ながらよく考えて、「家族会議」に臨みます。

 

thinking time の後、全員に発表してもらいました。

 

「買わない」の方が「買う」よりも多いという結果に。理由も説明してもらいました。「買わない」とした人の理由は必然的にほぼ同じですが、「買う」とした人は「もしかしたら当たるかもしれない」「自分は運が強い」「当たらなくても発表日まで楽しめる」など、それぞれに楽しいプレゼンになりました。

 

お祭りなどでくじ引きのお店が出ていますが、同じような仕組みであることがよく理解できたようです。

 

ちなみに、日本の宝くじは商売ではなく、売上から賞金を引いたお金は公益のために使われることも解説しました。結果的に社会貢献!

 

 

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