小中学生向けの経済講座 第108回
11月7日(月)、小中学生向けの経済講座(第108回)を開催しました。
①自動販売機のコーラが180円!
Sさんより「友達の家の近くにあった自動販売機でコーラが180円で売られていてびっくりした。自動販売機の飲み物の価格はどうやって決まるのか?」という話題が提示されました。
これはおもしろい!ということで、自動販売機ビジネスの仕組みについて、クイズを出したり、質問を出してもらいながら、話を深めていきました。
さらに、変わった物を売っている自動販売機を見たことがある?と聞いてみると、「ハンバーガー」「ケーキ」「軍手」と、続々と回答が。特別な場所でなく、路上でということだったので、一段とびっくりしました(笑)。
最後に、自動販売機で180円出してコーラを買う人が一体どのぐらいいるのでしょうか?その自動販売機がいつまで続くのか、Sさん、追跡調査をお願いします。
②クラウド・ファンディングの世界
前の講座でクラウド・ファンディングが出てきて、関心が高そうでしたので、今回はPCの画面上にクラウド・ファンディングのウェブサイトを出して、仕組みを具体的に解説しました。
ビジネスだけでなく、スポーツや芸術、動物、地域活性化など、実に多くの分野でクラウド・ファンディングが活用されていることを紹介しました。
また、支援してくれた人に、その金額に応じて「リターン(お礼)」を出すなど、様々な工夫がされていることも説明しました。実際に、支援を受けた側と支援した側の人たちが顔を合わせることもあり、人と人との心が通い合う場にもなっています。
クラウド・ファンディングは、貸し借りでも投資でもない、新しい金融のスタイルを築きつつあります。
③75歳以上 初の15%超え
毎年発表される総務省の人口統計について報じる記事を紹介しました。
予想外のデータやトレンド変化があったわけではなく、ほぼ想定通りの結果。記事内容を確認した上で、大事なことを付け加えました。
平均寿命が延びていることは大変望ましいことで、昔から多くの人々の願いでした。メディアが高齢社会を論じるとき、問題点を挙げて否定的に語ることが多いのですが、まずは「望ましい状況が進行している」ことを語り、その上で問題点や課題を述べるべきです。