小中学生向けの経済講座㊺
5月17日(月)、小中学生向けの経済講座(第45回)を開催しました。
今回の主な内容は
①興味を持った経済ニュース
②少子高齢化
の2点です。
⓵興味を持った経済ニュース
Sさんが「新聞のある記事を読んでいたら、経済っていったい何だろう…と分からなくなってきた」と言うので、「経済」というワードを取り上げることにしました。
「経済という言葉から何を連想する?」との問いに、K君は「お金」と答えました。中学時代の僕も同じでした。当時、「経済学」と聞いて、お金に関わることを対象とする学問があるのか!と思いました。
そして、以下のような話をしました。
・経済は「経世済民」の略語
・経世=世の中をよく治める
・済民=民を救う
↓
これらに関わる内容が経済の領域に入る
次に、I君が持参した記事を元に、銀行業界のこれからについてディスカッションを行いました。
具体的なテーマは以下の通り。
・銀行がまちづくりに進出していくと、市町村との役割分担がどうなるか。
・農業に進出する可能性
・高齢者の雇用に対する期待
記事をよく読んで、深く考え、それを発表するところまでできて、大変素晴らしい!付け加えで、持ち株会社にすることのメリットを説明しました。
最後に、K君がミャンマーの政治情勢に関する報道を挙げてくれたので、解説を加えました(海外の政治情勢は歴史的経緯があり、難しいので抑えめで)。
②少子高齢化
少子高齢化についてまとめた資料を事前に読んできて、重要と感じたポイントを発表し合いました。
いつ頃から少子化なのか、どの程度高齢化なのかなど、実態を統計で正確に掴みながら、資料の内容について、発表とディスカッションを繰り返しました。終始実に活発で、深い議論に達しました。
中でも「(その資料が)人口が減ることをマイナスのことのように語っているが、果たして本当にそうなのだろうか」というディスカッションが意義深く、3人ともすごいなと思いました。
あまりに活発で、先週配布した資料のすべてをこなすことができませんでした。嬉しい計算外の展開です。この続きを次回行います。