小中学生向けの経済講座㉓
11月9日(月)、小中学生向けの経済講座第23回を開催しました。
株式投資シミュレーションの経過報告。先週は米国の大統領選を材料に上げ相場となり、この点を詳しく説明しました。メンバーのみんながセレクトした銘柄も大部分が上昇。先々週に続き、日本の株式相場が外国の大統領選挙の見通しに左右されるという現実を考察しました。
続いては、中学生メンバーI君が持参した「RCEP 大筋合意大詰め」という新聞記事。今「RCEP(アールセップ)」と言っても、何のことか分からない人が大半ではないかと思います。
よくこの記事に目を向けたものだなぁと感心。I君も「(内容が)分からないので持ってきました」とのこと。いやいや、それでも最終的にこの1枚を選んでいるのだから、観点が鋭いというか、探求心が旺盛です。
自由貿易圏(構想)は貿易論をベースに、どっぷり国際経済学の分野となるので、非常に難しい。しかも、この記事はTPPとの関係性に触れているので、さらに複雑。やさしくやさしく解説しました。
その次は、こちらからの紹介記事。アイシン精機が豊明市内で実証実験を行っている、乗り合い車両「チョイソコ」について。
記事の内容を確認した上で、この実験がうまくいったらどのようなことが起こると思うか、尋ねました。
確実に役所の仕事が変わります。調査の仕事を機械ができるなら、従来それを行っていた公務員の仕事は確実になくなります(減ります)。そして、その機械(コンピュータ)を扱う仕事が増えます。
これからの時代、事務や接客の仕事はどんどん減っていきます(変わっていきます)。それがこのような分野にまで広がっていく、ということです。
なお、この経済講座の翌日、前後駅隣のコープ前で、このチョイソコ車両を見かけました。おー、やってるやってる!
最後は、SNSの「いいね」が売買されているという記事。手っ取り早く信用があるように見せかけるためですが、当然ながら各SNSでは規約で禁止されています。しかしながら、取り締まる法律はない…。
このテーマは、時間をかけてディスカッションしました。みんな、興味のある話だよね。最後はYou Tubeの話で盛り上がりました。