小中学生向けの経済講座⑬

小中学生向けの経済講座 第13を行いました。

前回、GDP(国内総生産)について詳しく解説したので、その関連の新聞記事を題材としました。せっかく、難易度の高いGDPに挑戦したので、ぜひ復習を、という狙いです。

 

前回に増して難しい、今回の記事に果敢にチャレンジしてくれました。

※実際のところ、この記事がほぼ理解できるという人は、大人でもそうそういないと思われます。ほとんど分かるという人は、相当なマクロ経済(とアベノミクス)に関する知識の持ち主です。

こちらからの解説以外に、以下のような質問が出ました。
「金融緩和と財政出動」とは具体的に何か?
有効求人倍率とは?
エコノミストってどういう仕事?

①については、金融緩和=日本銀行がお金をたくさん流すこと、財政出動=財政支出を増やすこととし、ともに民間の経済活動を活発にすることを目的としていることを説明しました。

前回までの経済講座の内容に即して理解することができ、大変有益でした。

②については、仕事を探している人が100人いて、一方で求人数が110人だったら、110÷100=1.1となる、つまり求人数の求職者に対する比率のことであると説明しました。この値が上昇すれば、雇用から見た経済活動が活発になっているといえます。

ハローワークの話もしたら、『13歳のハローワーク』(村上龍著)を知っていると言われました(笑)。

③については、かつての自分の仕事内容を話しました(なつかしい話です)。経済学者との違いも説明しました(もちろん重なっている領域もあります)。

 

以上がメインで、後半は価格に関する資料を読みました。具体的なトピックは以下の通りです。

100円で売ってももうかる理由は?
バーゲンセールで安くなる理由
1点ものはどうして高い?

 

ここまで10回以上続けてきて、マネー(お金)、価格、インフレーション、株式、GDP,コンビニエンスストアなどを、反復しながら扱ってきました。ずいぶんたくさんやったなぁ、と感心する次第です。

 

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