中学3年生の社会科に問題あり<中編>
愛知県の高校入試では、社会科は地理と歴史と公民から3分の1ずつ出題されます(22点満点のため、どれか一つが8点で、残りの二つが7点)。
そのうち歴史はほぼ毎年、①古代~中世、②近代~現代という大問2題の構成で、配点は半分ずつです。
つまり、高校入試にほぼ確実に出題されることが分かっている範囲(教科書約40ページ分)について、多くの生徒が戸惑っている状態にあるということです。
スタディクラブの中を見ても、社会で高得点を取っているメンバーも「困っている」とのことなので、大多数の中学3年生にはっきりした影響が出ていると思われます。
この件は、受験がなくとも、非常に重要です。現代史は、ほぼ今存命の人たちの生きてきた歴史といえます。
※日本で言えば、敗戦の年(1945年)に生まれた人たちが今年81歳になります。
中学生にしてみれば、自分の存在を強く意識する祖父・祖母、そして両親、伯父(叔父)・伯母(叔母)が生きてきた歴史を知ることになり、人間として根本的に大切な学びです。
また、自分が生まれてきた国・社会がどのような経路を辿ってこのような姿・形になっているのかを知る、という点でも重要です。特に日本は国家として世界でもっとも長い歴史を誇り、その中で明治→大正→昭和と激動する時代を経験して(国家が崩壊することなく、革命によって体制が代わることもなく)、今日に至っています。
サマーセミナーの特別解説講座では、そのような話も織り交ぜて、現代史を説明しようと思っています。
