サマーセミナー2024⑧
サマーセミナー期間中に数学と英語で飛躍的な進化を遂げたのは、中学1年メンバーのS君です。
※このS君は、「サマーセミナー2024⑦」に出てくるS君とは別メンバーです。
S君は1学期中、数学も英語もなかなか理解できず、学習がスムーズに進みませんでした。分かったような、分からないような状況が続き、ある時はできても、その次の時にはできなくなったり、一日の中でもできたり、できなかったり。
本人のもやもやした状態が、手に取るようにこちらにも伝わってきました。S君の凄く困った表情が強く印象に残っています。学校の授業がほとんど分からないままスタディクラブに来ていたので、対応が難しかったです。
そのような状態で夏休みに入りました。学校の授業が止まるので、S君にとっての大きなチャンスです。1学期に手をつけられなかった問題集を使って、復習ステージが始まりました。
S君は「やる」と決めました。これを継続したことが状況を大きく変えた決め手でした。
数学はあいまいだった正負の計算を徹底的にやり直して、正確さを上げました。次に文字式の計算に着手した時には、正負の計算ができるようになっていたため、1学期とは別人のようになっていました。こうなると、方程式も、等式の性質と移項を掴んでしまえば実にスムーズです。どんどん正解できればおもしろくなってくるのが計算です。
英語は小学校レベルに戻って、膨大な量の基礎反復を遂行しました。「習うより慣れろ」の格言通りです。今の中学生は小学校で読み書きを少ししかやっていないにもかかわらず、それはできるという前提で中学英語がスタートするので大変です。
S君はこの夏休みで大きく挽回しました。顔つきも変わってきました。よい表情をしています。2学期に入ってから、1学期とは別人になった姿を学校で見せてやれ、S君!