イオン(中3理科)は難しいね
中学3年メンバーのCさんが「イオンがよく分からない」とため息をつきました。
イオンのでき方は、教科書では以下のようになっています。

東京書籍『新しい科学3』P24
確かにこれだけでは、次の点が分かりにくいですね。
・何のためにイオンができるのか
・陽イオン、陰イオンになるのはぞれぞれどんな場合か
ここが学校の先生の腕の見せどころかと思います。ただクラスの30名以上の全員に分かりやすい説明を行うのは至難の業だとも思います。
ただイオンを理解しないと、残りの中3化学の習得は相当厳しい。ちなみに、先ほど教科書について「分かりにくい」と書きましたが、しっかりフォローします。イオンを説明する最初のページから順を追って読むと、これ以上はないと思うぐらい、分かりやすく要点がまとめられています。素晴らしいと思います。
それでもCさんのような子が現れてしまうのは、こうなりますという現象だけを教え、仕組みを説明しないためです。仕組みの部分は中学校では扱わず、高校の化学で勉強します。
これが理科という学問の難しさだと思います(数学にも同様の要素があります)。仕組みや原理を深いレベルで理解しようとすると、非常に難解な世界に入り込んでいくことがあります。
スタディクラブは個別対応ですので、質問をしてきたメンバーの反応を見ながら説明していきます。どんな説明が腑に落ちるかは人によって異なりますので、内容も言葉遣いも、場合によっては図の描き方も違ってきます。
Cさんもいったん疑問が解消し、前に進むことができました。受験勉強の域に入るとどうしても “覚えなければならないこと” が多くなりますが、その前段階ではできるだけ理科の “考えるおもしろさ” を感じてほしいと願っています。
