なぜ小6社会は公民、歴史の順序なのか

小学6年生メンバーが社会で公民(国会、内閣、裁判所、憲法など)を学習しています。

 

現在、小学6年生の社会のカリキュラムは、初めに公民、その後に歴史の順序になっていますが、逆にした方がよいのではないかと思います。

 

理由その1
公民では日本国憲法を大きく扱いますが、歴史を学んで、第2次世界大戦のGHQ占領時に同憲法が制定される(1946年公布)という「タテの流れ」(歴史的経緯)を認識した上で、その具体的な内容に入っていった方が、学習の順序として自然だと思います。

 

理由その2
6年生には修学旅行があります。地域により行き先は異なりますが、奈良・京都を中心に、歴史に関連した場所が旅行コースに含まれます(国としての歴史が世界で一番長いのですから自然なことです)。1学期に行く学校と2学期に行く学校に分かれますが、できるだけ社会の授業で学習した上で実際の場所に足を運べるとよいと思います。そのためには歴史が先です。

 

理由その3
大半の児童にとって、歴史よりも公民の方が難しいと思います。歴史は有名な人物を主役とした物語として辿ることができますが、公民は基本的人権、社会保障など抽象的な概念が多く、理解が困難になります。難しい公民が後ろに回るのが自然ではないでしょうか。

 

どなたか、公民を前に持ってくる積極的な理由をご存知の方がいらっしゃいましたらご教授ください。

 

 

 

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